受ける前に読んでおきたい!模試の利用法
こんにちは!明智です!
受験生になると、模試を受けることが多くなります。受ける模試も学校で一律に受けるものから、自分で選択して予備校に受験しに行くものに変わってきます。
多いようで少ない模試の機会、一回一回に意図を持って取り組めば、大きな成果を得ることができ、志望校合格につながります。
今回の記事では、模試を受けるメリットをはじめ、模試の受け方や復習の仕方など模試のいろはを解説します。
この記事を読めば、模試の活用術を身につけて他の受験生と差をつけることができます!ぜひ、参考にしてください。
模試を受けるメリット
模試を受験することにはさまざまなメリットがあります。限られた回数しか受けられないので、その意義をきちんと意識しましょう!
受験者全体における立ち位置が分かる
模試は、定期試験よりずっと多くの人が受験します。さらに、受ける模試によって学力層がある程度決まっています。
したがって、模試を受けることで、自分と同じくらいの学力の人やそれより少し上の学力の人との差を正確に測ることができるのです。
基礎を盤石にする時期と応用力を身につける時期に分けて、計画的に学習を進めることが不可欠なのです。
弱点を発見できる
模試では分野ごとの得点や平均点を見ることができるので、自分の点数が低かったり自分の点数が平均点を大きく下回ったりしていたらその分野は自分の弱点であると言えるでしょう。
客観的に弱点を把握できる機会はそう多くないので、この点も模試の大きなメリットです。
中期的な目標になる
長い受験生活、最終的な目標である志望校合格と日々の学習にはどうしてもギャップが生じがちです。そこで模試を活用しましょう。「次の模試では数学で〇〇点を取ろう」などと目標を立てて勉強することでモチベーション維持につながります。
模試の種類と選び方
記述式模試は、文字通り記述式のテストで各模試で難易度や受験者の学力層が異なります。
マーク式模試は、主に共通テストを念頭に行われていて、結果を早く知ることができます。
冠模試は、大学の名前を冠する模試で、各大学別の予想問題のような問題を解くことになります。
結論から言うと、最も受けるべき模試は冠模試です。
冠模試は各予備校の講師が各大学の過去問を研究して作っているので、問題の質が高く、より本番の試験に近い難易度、形式の問題を解くことができます。
また、受験するのは基本的に同じ大学を志望する人達だけなので、自分が比較するべき学力層としてドンピシャです。
そして、受験する大学の難易度が高くなるほど問題の形式が独自化するため、冠模試の重要性は増します。
私がお勧めする模試の選び方は、
1.冠模試をできるだけ多く受ける
2.記述式模試はペースメーカーとして受ける
です。
学校で一律に受けることになっている模試(進研模試など)は、基礎の確認として受けるなど記述式模試では意図を持って自分の学力状態を確認するようにしましょう。
また、マーク式模試は共通テストの直前期に否が応でも受けることになると思うので夏や秋の段階であまり深く考える必要はないと思います。ただ共通テストは過去問が少ないので、直前期にはマーク式模試をできるだけ多く受けるようにしましょう。
模試の受け方
模試は普段の学習の成果を確認するものなので、学習面で特別な準備は必要ありません。
重要なのは本番のつもりで受けることです。
例えば、マーク式模試で解答する問題やマークする場所を間違えることがあります。そんな時、「本番はしないから大丈夫」と軽く捉えていませんか?
むしろ試験本番では、いつもの模試より緊張するのでミスをする確率は高くなります。
模試でそのような失敗をすることは悪いことではありませんが、その失敗をした後に試験時間内にどう挽回するか、そしてもうミスをしないためにどうするかをしっかり考えておきましょう。
そういった練習をすることも「模試を受ける」ことの意義と言えます。
模試を活かす方法
模試を受けたらできれば、その日中、遅くとも翌日までに採点をして、復習をしましょう。
特に冠模試では採点をして、後から返ってきた自分の答案の採点のされ方と比べてみると、解答のポイントが分かったり、自分の得点感覚と実際の得点との差を埋められるようになったりします。
もちろん、解説を隅々まで読むのに越したことはないのですが、時間が無尽蔵にあるわけでもないので、私は間違えた箇所のみ復習していました。
結果が返ってきたら、目標点数との差や得意な分野、苦手な分野の把握を行って、勉強計画の修正をしましょう。採点に疑問があれば、学校の先生に質問してみてください。
いろいろと書きましたが、最も大事なことは復習を「する」ことです。
当たり前だと思うかもしれませんが、模試を受ける頻度が多くなるとついついサボってしまいがちです。
自分なりのやり方を決めて、復習をして課題を洗い出し日々の勉強に還元する。このサイクルを繰り返すことで学力は高まっていきます。
まとめ
最後に、今回の記事で一番大事なポイントはこちらです。
- 模試を最大限活用しよう!
模試の結果はあくまで志望校合格のために利用する道具です。一喜一憂しすぎず、目一杯活用していきましょう!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。