【超基本_小学校レベル第3回】足し算と引き算の筆算(整数と小数)
こんにちは、黒須です。
この記事は数学超基本シリーズの小学校レベル第3回です。
高校生の皆様には当たり前の内容かもしれませんが復習という観点で読んでいただけると幸いです。
小学校 算数で習う足し算と引き算の筆算に関する例題を整数と小数の両方のパターンで解説します。
また,繰り上がりや繰り下がりについても詳しく解説していきます。
目次
例題
次の筆算をしなさい。
例題(1)~(3)解説:整数の足し算 「繰り上がり」とは「足し算で,ある位の数の和が二桁になったとき,一つ上の位に数を加える」こと
次の筆算をしなさい。
基本的に筆算は各位ごとに計算していきます。それでは例題を解いていきましょう。筆算の上に書いてある①②は計算する順番です。
\((3)\)は繰り上がりがある足し算です。「繰り上がり」とは「足し算で,ある位の数の和が二桁になったとき,一つ上の位に数を加える」ことです。
\((3)\)の①の計算結果は\(10\)以上になります。そのため十の位の計算時に\(1\)を足しています。これが「繰り上がり」ですね。お分かり頂けたでしょうか。
- ある位の計算結果が二桁になるとき,「繰り上がり」となるので上の位の計算時に\(1\)を足す。
例題(4)~(6)解説:整数の引き算 「繰り下がり」とは「引き算で,ある位の引かれる数が引く数よりも小さいとき,一つ上の位の数を\(1\)小さくして引かれる数に\(10\)を加える」こと
次の筆算をしなさい。
次に引き算の筆算です。足し算のときと同じく各位ごとに計算していきましょう。
\((5)\)は繰り下がりがありますね。「繰り下がり」とは「引き算で,ある位の引かれる数が引く数よりも小さいとき,一つ上の位の数を\(1\)小さくして引かれる数に\(10\)を加える」ことです。
\((5)\)の①は\(5-9\)となりますが,引かれる数\(5\)が引く数\(9\)よりも小さいですね。こういうときに繰り下がりを使います。
引かれる数\(5\)を十の位の\(6\)と合わせて\(65\)とみなして計算すると\(65-9=56\)になります。
このとき,十の位の\(6\)は一の位の計算に使われたことになるので\(5\)に繰り下がります。これが「繰り下がり」です。
- ある位の引かれる数が引く数よりも小さいとき,一つ上の位の数を\(1\)小さくして引かれる数に\(10\)を加える
例題(7)~(10)解説:小数の足し算と引き算
次の筆算をしなさい。
最後に小数の筆算です。基本的に小数の足し算・引き算のやり方は整数のときと変わらないです。ただし以下2つの事には注意してください。
- 小数の筆算で注意すること
- 小数点の位置をそろえて計算する
- 答えを書くときに小数点の書き忘れに注意
それでは計算していきましょう。
以上、足し算と引き算の筆算の解説でした。この記事に書いてある内容が理解できていれば,足し算・引き算の筆算は大丈夫かと思います。
間違えるとすれば単純な計算ミスです。練習問題を手書きで解いて計算ミスが無いか確認することをおススメします。
例題の解答を見る
練習問題にチャレンジ
次の筆算をしなさい。