【東大受験生必見!】東大英語攻略法〜受験生目線で〜 (その3)
こんにちは、明智です。
この記事では、東大英語攻略法〜受験者目線で〜 (その2)に引き続き、東大英語で合格者の上位1割の成績をとった筆者が、東大英語の特徴解説や対策法紹介を行います。
具体的には、東大英語大問4B以降の解説と実際に受験して感じたことを書いていきます。
4B:英文和訳
4Bは英文和訳です。英文中の下線部を和訳する形式です。
東大の英文和訳では、文構造が複雑な問題はあまり出題されません。そのかわり、本文の内容を理解したうえで、指示語や代名詞が指しているものを明らかにしながら訳させるような問題がよく出題されます。
したがって、英文は下線部のみならず全て読むことが理想です。ただ、時間をかけたくないので、なるべく速く読む必要があります。
そのために、私は、下線部近くはしっかりと、それ以外はざっくりと読むようにしていました。
また、時間が足りないときは下線部周辺だけを読んで解答することもアリだと思います。
ただし、下線部だけ読んでいきなり解答を書くのはやめましょう。下線部を読むだけでは、指示語の意味を捉えられないだけでなく、文構造をつかむことも難しくなります。
5:長文読解
大問5は長文読解です。東大の長文読解では、物語やエッセイが出題されます。その文章について説明する問題や穴埋め問題、並び替え問題などが出題されます。
この大問の特徴は何と言っても、出題される英文が物語やエッセイである点です。普段読むことが少ないので、過去問演習が非常に重要です。
設問を先読みするかどうか
長文読解において、問題を先に読んでから本文を読むか、先に本文を読んでから問題を解くかは意見が分かれるところですが、私は前者のやり方をとっていました。
問題の先読みの利点は2つあります。
一つ目は、問題になっている箇所に注目しながら本文を読むことで効率的に問題を解くことができる点です。
二つ目は、問題を解きながら読むことができるので、「本文を読んでから問題を解き始めたらタイムオーバーで全然解答することができなかった!」というようなことが起きにくくなる点です。
ただ、本文が難しいほど問題を解きながら読むことは難しくなるので、私は「この英文は難しいな」と感じたら、問題を並行して解くことをやめ、本文の理解に努めていました。
三つ目は、問題文が本文の理解の助けになる点です。特に記述問題は本文理解のために抑えておきたいポイントを聞いてくることが多いです。そのため問題に答えるつもりで読むことで自然と本文を読み解くことができます。
問題を先読みするかどうかは、人によって好き嫌いがあると思うので、自分にあったやり方を探してみましょう。
受験して感じたこと
リスニングは過信しない方がいい
東大英語攻略法〜受験者目線で〜 (その2)でも書きましたが、実際の入試のリスニング音源はこもっていて聞こえにくいです。
私は比較的大きな教室で受けていたのですが、音量も小さかったです。理系の場合、出席番号が若い人は大教室で受けることになると思うので、心づもりをしておきましょう。
私の場合、リスニングに力を入れていて8割から満点くらいを狙えるかなと思っていました。しかし、本番は全然出来ませんでした。結果的に8割は取れましたが、6割くらいの点数でもおかしくなかったと思います。
したがって、リスニングが得意な人でも、点数計画ではリスニングを8割くらいの点数と見積もることをお勧めします。
集中して取り組めるかで差がつく
東大入試は2日間(理科三類は3日間)という長期戦のため、メンタルが結果に影響してきます。英語は2日目の最終科目、最後の頑張り時です。
私が東大を受験した年は、数学がかなり難しく、受験生の中には1日目が終わった段階ですっかり気落ちしている人もいました。
私自身も、その一人だったのですが、「たとえ浪人するとしても、今すべきことはできるだけ高い点数が取れるように努めることだ」と切り替えて、最後まで集中力を保つことができました。
実際、自分の出来が悪いときは周りの出来も悪いことが多く、必要以上に各科目の出来に一喜一憂することは他の科目に悪影響を及ぼします。
みなさんが受験する時は、そのことを頭の片隅においておきましょう。
まとめ
最後に、今回の記事で一番大事なポイントはこちらです。
- 大問5は過去問演習あるのみ!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。