【東大受験生必見!】東大英語攻略法〜受験生目線で〜 (その2)
こんにちは、明智です。
この記事では、「東大英語攻略法〜受験生目線で〜 (その1)」に引き続き、東大英語で合格者の上位1割の成績をとった筆者が、東大英語の特徴解説や対策法紹介を行います。
具体的には、東大英語大問3、4Aの解説をしていきます。
3:リスニング
大問3はリスニングです。3部構成でそれぞれに小問が5問あります。あるトピックについて講義式や会話文の音声が流れます。2018年から選択肢が4個から5個に増え、難易度が上がりました。
試験時間120分のうち4分の1にあたる30分の時間をかけて行われます。配点も120点のうち4分の1にあたる30点と考えられており、重要な大問です。8割以上の点数を目指しましょう。
下読み
大問3で最も重要なことは、リスニングの音源の放送前に、問題文と選択肢の下読みをすることです。下読みをすることで、音源を聞きながら解答をすることが円滑に行えるようになります。
「過去問や模試の問題で、下読みしなくても満点が取れるから本番でもしなくていい」と思う人もいるかもしれません。
しかし、本番の音源は模試の音源とは比べものにならないほど、こもっていて聞こえづらいです。したがって、よほどの自信がない限り、下読みすることをおすすめします。
以下、下読みをするときのポイントを紹介します。
- キーワード、疑問詞に丸をつける
- 選択肢を読むときは共通点と相違点に気をつける
- 時間がないときは問題文だけ読む
複数回出てくる言葉は話のキーワードです。あらかじめトピックを把握しておくことでスムーズに聞くことができます。また、疑問詞は何を聞き取ればいいのかを端的に示してくれます。
選択肢は、どれも同じような文章で文末だけ違っているということがよくあります。共通点と相違点に気をつけておけば、何を聞き取ればいいかわかりやすくなります。
気づいた時にはリスニング開始1分前だったという時には、疑問詞に丸をつけながら最低限、問題文だけでも読みましょう。読むか読まないかで結果は大きく変わってきます。
メモ
某東大受験ドラマでは、リスニング中にメモはしないようにと言われていましたが、確かに、あまりメモを取る必要はないと思います。東大英語のリスニングは共通テストに比べて聞き取りづらいので、メモを取ることで肝心の話が聞き取れなくなる可能性があるからです。
また、音源は2回流れるので、1回目に概略を捉えて、2回目は適宜メモしながら問題に答えるというやり方でもいいと思います。
対策法
具体的な対策方法として、過去問と冠模試の問題を解くことが重要です(東大以外に2次試験でリスニングを行う大学が少ないからです)。
また、東大入試のリスニングは年々難しくなっているので昔の過去問をやるよりは、近年の冠模試の問題を解く方がいいと思います。さらに極めたい人には、「キムタツの東大英語リスニング」がおすすめです。
私は、事前に本番の音源は聞こえづらいと聞いていたので音源を部屋の隅っこにおいて自分は反対側の隅に行って小さい音量でも聞き取れるように練習していました(力技)。
また、日頃聞くことでリスニング力を伸ばすことができる教材としては、 CNN10や、リスニングの問題の形式に近いTEDがおすすめです。
4A:文法
東大入試においてあまり重要ではありませんが、かなり難しいのが4Aの文法問題です。
英語の長文の中にいくつか下線が引いてあり、その中から修正が必要なものを選ぶ形式です。全部で5問あります。
文章の流れにそぐわない単語を選ぶこともあるので、しっかり解こうとすると全文を読まなくてはなりません。そのため、得られる得点の割に(全部で5点または10点と予想されています)かける時間が多くなってしまいます。
さらに、東大受験生でも知らないような文法やイディオムが必要な問題もよく出題されます。したがって、この大問はいかに時間をかけずに、そこそこの点をとるかが重要になります。
筆者はこの大問が苦手で、いつも正答数が2問か3問なのに10分くらいかけて解いていました。しかし、英文を粗読してもあまり正答数が変わらないことに気づいてからは、時間をかけずにそこそこの点を取る方針に変え、5分くらいの時間で2問か3問正解することができるようになりました。
まとめ
大問3、4Aは全て選択式の問題なのでゲーム性がありますね。東大英語では選択式の問題がかなりのウェイトを占めるので、これらの問題で着実に点数を稼げるようになると成績の安定につながります。
楽しみながら演習を重ねていきまししょう!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。